【ネタバレなし】『蒼海館の殺人』葛城輝義シリーズ第2弾は”水”の中で謎が渦巻く!

こんにちは、海津あみです。

今回は、ミステリー小説『蒼海館の殺人』を読んだ感想をお届けします。

前作『紅蓮館の殺人』に続くシリーズ第2弾なんだけど、前作が”火”なら今回は”水”がテーマ!

舞台は再び“館”――今度は台風による水害に巻き込まれる!

今回の舞台は、台風で川が氾濫しそうな“蒼海館”。 もう状況からしてざわっとする……。

※上記画像はAIで作ったイメージです※

主人公・田所とその友人・三谷は、学校を長く休んでいた葛城輝義を心配して、彼の家を訪ねます。 すると、ちょうど祖父の法事の日で、超エリート一家が勢揃い!

  • 父:政治家
  • 母:大学教授
  • 兄:警察官
  • 姉:トップモデル
  • 叔父:弁護士

……ね、肩書きだけでめちゃくちゃ濃い!笑

探偵・葛城輝義が“謎を解けなくなる”!?

今回の葛城くん、実はかなりスランプ状態。

探偵としての意味を見失ってしまっていて、最初はまったく動けないんです。
でもそんな彼が、事件に直面し、自分の役割を取り戻す姿がめちゃくちゃ良いの!!

さあ、腹を割って話そうじゃないか。真実を。

祖父の死に隠された謎と、台風の夜の事件

実は、田所たちが訪れた法事には、記者も一人招かれていました。
彼の情報によると、葛城家の祖父の死は毒によるものかもしれない……?
でも真相はわからないまま。

そして迎えた嵐の夜、ついに事件が起きてしまうんです。

不穏な空気と、水の音。
舞台の演出がうまくて、読みながらほんとに濁流の音が聞こえてきそうでした。

最後の大逆転は圧巻!読みごたえバツグンの一冊

事件は複雑に絡み合っていて、「あれ?こっちが犯人?」「いや、まさかこの人が?」って何度も混乱しちゃうんだけど、 最後に葛城くんが一気に真相を暴いていくシーンが、ほんっとうに鳥肌!

あの名推理が戻ってきた感じがして、読後の満足感がすごいです。

まとめ|“火”の次は“水”!前作は読んだ後の方がいい

『蒼海館の殺人』は、前作『紅蓮館の殺人』を読んでいる人には特におすすめ!

というのも、今作からいきなり読むと、葛城輝義がなぜあんなに落ち込んでるのかがちょっとわかりにくくて、前半でモヤモヤしちゃうかも。

だからこそ、読むならぜひ『紅蓮館の殺人』から順番に読んでみてほしい!

前作のラストを知ってると、葛城くんの葛藤にもぐっと共感できるし、物語への没入感も段違いです。

以上、海津あみの小説レビューでした!

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