【ネタバレなし】『葉桜の季節に君を想うということ』感想┃ひき逃げ事件の裏に潜む謎とは?

こんにちは、海津あみです!

今回は、ミステリー小説『葉桜の季節に君を想うということ』の感想をお届けします。

※上記画像はAIで作ったイメージです※

ジャンルとしては社会派ミステリー
ちょっとクセのある主人公が、ひき逃げ事件と保険金〇人の疑いを追いながら、次第にもっと深い闇へと巻き込まれていくストーリーなんだけど……これがもう、めちゃくちゃ濃厚でした!


ひき逃げ事件の依頼から始まる、怪しすぎる調査

物語は、ある女性からの依頼で動き出します。
その依頼というのが――

「おじいさんはひき逃げに遭った。けれど、実は保険金目当ての〇人だったかもしれない。だから調査してほしい」

というもの。

で、依頼者が言うには、怪しいのが

布団1組100万円、水1本2万円で売りつける謎の会社『蓬莱倶楽部(ほうらいくらぶ)』

※上記画像はAIで作ったイメージです※

えっ、まさかの販売系の会社!?って思ったけど……
調べてみたら、それ以上に闇が深かったんです。
主人公はこの会社の正体と事件の真相を探るべく動き出すんだけど、そこからがもう、怒涛の展開!


主人公がとにかくクセ者。悪人じゃないけど、善人とも言い切れない!

この作品の魅力のひとつが、なんといっても主人公のキャラクター!

論理的で頭もキレるんだけど、目的のためなら手段を選ばないタイプなんです。

たとえば、「この人は悪人だ」と判断したら――
人を騙すのも、罠を仕掛けるのも、ためらいゼロ。
でも読んでると、「根っこは悪い人じゃないんだよな…」って思える場面もあって、つい引き込まれちゃうんです。

信用できる人ではあるんだけど、どこかちょっとアウトローな雰囲気もあって。

常識にとらわれないというか、必要とあらば裏の手も使うし、ルールをひょいっと越えてくる感じ。

でもそれが逆に、頼もしさにもつながっていて。

この“はみ出し感”が絶妙で、読んでてクセになるんですよね。


登場人物が多く、場面もテンポよく切り替わる!

この作品、とにかく登場人物が多いんです!

しかもシーンがテンポよく次々と切り替わるから、最初はちょっと戸惑うかも。

でも、そこを超えたあたりから一気にハマります。

読み進めるほどに

「あの人とこの人、そういう関係だったの!?」
「えっ、そこまで繋がってたの!?」

…みたいな驚きの展開が続いて、読み終わる頃にはきっと、もう一度最初から読み返したくなってるはず。


『葉桜の季節に君を想うということ』はこんな人におすすめ!

  • 一筋縄じゃいかない社会派ミステリーを求めてる人
  • 主人公の行動がいちいち気になって目が離せないタイプの物語が好きな人
  • 読みごたえたっぷりで、後からじわじわ来る展開が好みの人

まとめ:読む体力は必要。でも、読んでよかった!ってなる一冊

『葉桜の季節に君を想うということ』は、情報量が多くて場面の切り替えも多め。
でも、読み終えたときの満足感はしっかり味わえる一冊でした!

事件の真相に迫るミステリー要素はもちろん、
人の業や社会の闇にも切り込んでいて、読後はしみじみ考えさせられます。

しかも…タイトルの本当の意味に気づけるのは、ラストまで読みきった人だけ。
仕込まれた“あの衝撃”、本当にすごかったです。

気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。
きっとあなたも「そう来たか…!」ってなるはず!

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