はじめに:犬を迎えたら「終わり」じゃなく、ここからが始まり
「犬を飼ったら何をすればいいの?」
「お迎えしたその日から、何が必要なの?」
自分たちも2匹目を迎える前なので、犬を迎えた後に“必ずやるべきこと”10項目をまとめました。
初日から日常のケアまで、命を預かる責任ある飼い主として押さえておきたい内容をご紹介します。
1. 飼い主登録を市区町村に届け出る
日本では、犬を飼い始めたら 30日以内に市区町村へ「飼い犬登録」が義務です。
登録は市役所で手続きをします。
2. ペット保険に加入する
犬の医療費は全額自己負担。
子犬や保護犬は病気・ケガのリスクも高いため、お迎え直後が最も保険加入のタイミングに適しています。
3.動物病院で一度見てもらう
犬を迎えたら、早めに近くの動物病院でチェックしてもらう方が安心です。
体の状態や、今後の予防接種などについて軽く相談しておくだけでも、今後の見通しが立てやすくなります。
何か気になることがあれば、このタイミングでメモして持っていくのもおすすめです。
4. マイクロチップの登録と迷子対策
2022年以降、販売犬へのマイクロチップ装着が義務化されました。
登録情報が更新されていなければ意味がありません。
引き取った場合や譲渡の場合も、必ず「自分の情報」に書き換えてください。
5. 犬目線で自宅の安全確認
犬の目線で家の中を見てみると、意外な危険がたくさんあります。
特にお迎え直前には、以下のようなポイントに注意しておくと安心です。
- 誤飲しやすい小さな物を片づける
- 脱走につながりそうなすき間や窓をふさぐ
- ソファや階段など、高い場所からの落下に注意する
人には何でもない段差や家具も、犬にとっては思わぬケガの原因になることもあります。
一度しゃがんで「犬目線」で家の中を見渡してみると、気づくことが多いですよ。
6. 生活スペースを整える
新しい家は、犬にとっても緊張の連続。
まずは「安心できる居場所」を作ることが大切です。
- ケージ・クレート(寝床用)
- トイレトレー
- 水飲み・フードボウル
- 毛布やベッドなど落ち着く素材のアイテム
生活の動線をシンプルに保ち、習慣化をサポートします。
7. 食事・トイレのパターンを観察する
食欲・排泄・水分補給のリズムを観察(記録)しておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。
- 1回の食事量
- 食べるスピード
- トイレの回数・色・硬さ
しつけのヒントにもなるので、要チェックです。
8. 予防医療(ワクチン・フィラリア・ノミダニ)
健康を守るための予防ケアは、後回しにせず計画的に。
- 年1回の混合ワクチン接種
- 狂犬病ワクチン(法律で義務)
- 毎月のフィラリア・ノミ・マダニ予防
※地域によって予防時期は異なるため、獣医師と相談を。
9. 社会化トレーニングを始める
犬は「最初の数か月」でどんな世界を学ぶかで、一生の性格に影響があります。
音・人・他の犬・車などに少しずつ慣らしていきましょう。
※焦らず「見せる」「聞かせる」「褒める」のステップで。
10. しつけ・家庭内ルールをつくる
「ダメなこと」ではなく、「できたことを褒める」しつけが効果的。
家族でルールを統一しておくことが、犬の混乱を防ぎます。
- おすわり・まて・トイレの基本動作
- 入っていい部屋、登っていい場所の明確化
おわりに|「飼う」ではなく、「ともに暮らす」準備を

犬を迎えたあとにやるべきことは、準備やしつけだけではありません。
「家族になる」ってどういうことか、私たちも学びながら過ごしていく必要があります。
あなたとワンちゃんにとって、幸せな犬生のスタートになりますように。
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