【ネタバレなし】『#真相をお話しします』感想│日常が一瞬で裏返る5つの短編集。どの話も最後にゾクッとくる!

基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | #真相をお話しします |
著者 | 結城真一郎 |
出版社 | 新潮社 |
ジャンル | 日常系ミステリー短編集 |
定価 | ¥590+税 |
レビュー者情報

レビュー日 2025/08/24
1. 評価表
評価項目 | 評価(☆1〜5) | コメント |
---|---|---|
ストーリー | ☆☆☆☆☆ | 5つの短編集 |
登場人物 | ☆☆ | 基本的にみんな一般人 |
世界観/設定 | ☆☆ | 特殊設定はそんなに無い |
読みやすさ | ☆☆☆☆☆ | かなり読みやすかった |
展開のテンポ | ☆☆☆☆☆ | 全話展開が早い |
インパクト | ☆☆☆☆ | オチで衝撃を受ける話が多かった |
ボリューム | ☆☆ | ボリュームは少なめ |
総合評価 | ☆☆☆☆☆ | 短いけど密度は高い |
※☆が多いほど良い訳ではない、サクッと読みたい時はボリュームは低いのが正解※
2. 感想
日常に潜む闇を描いた5つのストーリー
収録されているのは5編。
全部「実際にありそう」なリアルな設定。
だからこそ怖い。
- 家庭教師のセールス先で生まれる違和感
- マッチングアプリで出会った2人の秘密
- 娘が“血”を受け継いだ父親は…?
- リモート飲み会で起こるまさかの事件
- 離島の小学生4人をめぐる謎
どの話も短め。
でも密度が高い。
1話毎の登場人物も少なめで読みやすい。
読みやすいのに必ず裏切ってくる!
短編って物足りないことが多い。
だがこの本は違う。
全部しっかりどんでん返しがある。
「なるほど、こういう話か」と思わせておいて、最後にひっくり返す。
読後に残るゾワゾワ感
共通しているのは“日常に潜む闇”。
どれも非現実じゃない。
だからこそ怖い。
「これ、自分の周りでも起こるかも」と思わせてくる。
その感覚がゾワッと背筋を走る。
ホラーではない。
でもホラー以上に後を引く。
まとめ
『#真相をお話しします』は短編なのにガツンとくる。
裏切りの快感と読後のゾワゾワ感を1話終わる毎に味わう事が出来る。
3. こんな人におススメ
- 短編が好き
- サクッと読めてゾワッとしたい
- どんでん返しを求めている

※上記は#真相をお話ししますの表紙をイメージして画像生成AIと加工で作ったものです※