【ネタバレなし】『medium 霊媒探偵城塚翡翠』感想┃最後にすべてがひっくり返る本格ミステリー

基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | medium 霊媒探偵城塚翡翠 |
著者 | 相沢沙呼 |
出版社 | 講談社 |
ジャンル | 霊媒系ミステリー |
定価 | ¥900+税 |
レビュー者情報

レビュー日 2025/08/27
1. 評価表
評価項目 | 評価(☆1〜5) | コメント |
---|---|---|
ストーリー | ☆☆☆☆ | 繋がりのある短編 |
登場人物 | ☆☆☆☆ | 好き嫌いが分かれる |
世界観/設定 | ☆☆☆☆ | 霊媒ありの推理 |
読みやすさ | ☆☆☆☆ | 読みやすい |
展開のテンポ | ☆☆☆ | 事件→捜査の繰り返し |
インパクト | ☆☆☆☆☆ | 最後は衝撃的 |
ボリューム | ☆☆☆☆ | ボリューム多め |
総合評価 | ☆☆☆☆☆ | 最終話「良作」から「神作」に |
※☆が多いほど良い訳ではない、サクッと読みたい時はボリュームは低いのが正解※
2. 感想
オカルト風なのに中身は本格ミステリー
霊媒の力を持つ城塚翡翠と、推理小説家・香月史郎。
この二人が組んで事件を解決していく。
「霊媒」とかオカルト要素がある。
でも根っこは完全に本格ミステリー。
事件は全部で4つ。
1話完結型でサクサク読める。
読みやすいし退屈しない。
城塚翡翠のキャラは好き嫌いが分かれる
正直に言う。
翡翠の性格は好みが分かれる。
合わない人も絶対いる。
でも!最後まで読んでほしい。
途中でやめたら損するレベル。
理由はただ一つ。
ラストの展開がすべてをひっくり返すからだ。
シンプルな物語、複雑なトリック
基本は霊媒が絡むが王道の“探偵もの”。
翡翠と香月が推理で事件を解いていく。
ただしトリックは緻密。
伏線の張り方が絶妙。
読み進めるたびに「なるほど!」が連発する。
そして最終章で世界が変わる
最大の魅力は最終章。
最後の事件で明かされる“本当の真実”。
それまでの出来事が全部伏線だったとわかる瞬間の衝撃。
「まさか、そういうこと!?」「ここまで仕込んでたのか!」って震える。
「良作」が一気に「神作」に化ける瞬間だ。
まとめ
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は“最後まで読む前提”で楽しむ作品。
4つの事件でしっかり魅せつつ、最終章で全読者をひっくり返す。
翡翠という好き嫌いが分かれるキャラが、最後の爆発をより強烈にする仕組みになってる。
これは間違いなく読んで損なし。
断言出来る。
3. こんな人におススメ
- 霊媒要素を求めている
- 短編集好き
- どんでん返しを求めている人

※上記は城塚翡翠をイメージして画像生成AIと加工で作ったものです※