【ネタバレなし】『海王ダンテ』感想|中世時代にオーバーテクノロジーが加わった話

基本情報
項目 | 内容 |
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タイトル | 海王ダンテ |
作画/原作 | 作画:皆川亮二 / 原作:泉福朗 |
出版社 | 小学館 |
巻数 | 13巻 |
ジャンル | 中世時代のオーパーツ系 |
レビュー者情報

2025/09/01
1. 評価表
評価項目 | 評価(☆1〜5) | コメント |
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ストーリー | ☆☆☆ | 前半は結果的にライバルと戦う話が多い |
登場人物 | ☆☆☆ | 主要人物はみんな信念がある |
世界観/設定 | ☆☆☆☆ | 中世+オーバーテクノロジーな話 |
読みやすさ | ☆☆ | 単純で理解しやすい話では無い |
テンポ/展開 | ☆☆☆ | 色んな国、場所に行く |
絵/作画 | ☆☆☆☆ | 個人的に好きだけど好みが分かれるかも |
ボリューム | ☆☆☆☆ | 13巻だけど内容が濃く多めに感じる |
総合評価 | ☆☆☆☆ | 読みごたえがあった |
2. 感想
中世の世界を駆け巡る冒険譚
舞台は中世。
だが普通の歴史漫画じゃない。
そこにオーバーテクノロジーが入り込み、戦争や陰謀が渦を巻く。
歴史の裏側に、こんな物語が隠れていたら面白すぎる。
スケールのデカさに圧倒される。
敵か味方か?信念を持つキャラクターたち
登場人物は全員が強い信念を持っている。
だからこそ、展開次第で敵にも味方にもなる。
単純な勧善懲悪じゃない。
誰の信念に共感するかで、読み手の心情も揺さぶられる。
中世版スプリガン!
皆川亮二作品の中で一番近いイメージは、『スプリガン』を中世に持ってきた感じ。
超常現象、科学技術、戦争、冒険。
それらを全部ブチ込んだ圧倒的世界観。
スプリガン好きならハマると思う。
物語のカギは3冊の本
『海王ダンテ』の中心にあるのは、超常的な力を持つ3冊の本。
- エレメント
- ビルド
- ライフ
この本を巡って、各陣営が動き出す。
まさに世界を揺るがすキーアイテム。
歴史・神話の人物が続々登場
さらに面白いのは、現実の歴史上の人物や神話の名を持つキャラがたくさん出てくる点。
実在とフィクションの境界線を越えて、物語に説得力を持たせている。
歴史好きでも楽しめる作りになっている。
まとめ:海王ダンテは壮大な歴史ファンタジー
中世を舞台に、超常の本、戦争、そして信念を貫くキャラたち。
『海王ダンテ』はスケールが桁違いの歴史ファンタジー漫画だ。
スプリガンが好きな人、歴史や神話にワクワクする人にはおすすめする。
3. こんな人におススメ
- 中世時代にオーバーテクノロジーが存在する世界観が好き
- 歴史上の人物、神話の人物名が出てくる話が好き
- 皆川亮二の『スプリガン』が好き