【ネタバレなし】『紅蓮館の殺人』感想|名探偵ふたりの推理バトル!

基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 紅蓮館の殺人 |
著者 | 阿津川辰海 |
出版社 | 講談社 |
ジャンル | 火災系ミステリー |
定価 | ¥870+税 |
レビュー者情報

レビュー日 2025/08/17
1. 評価表
評価項目 | 評価(☆1〜5) | コメント |
---|---|---|
ストーリー | ☆☆☆☆☆ | 火災と事件の恐怖 |
登場人物 | ☆☆☆☆ | 探偵が2人 |
世界観/設定 | ☆☆☆☆ | 火災の中起こる事件 |
読みやすさ | ☆☆☆☆☆ | セリフ多めで読みやすい |
展開のテンポ | ☆☆☆☆ | テンポよく進む |
インパクト | ☆☆☆☆ | 最後のシーンは衝撃 |
ボリューム | ☆☆☆ | 丁度いい |
総合評価 | ☆☆☆☆☆ | 探偵2人の意見が割れる |
※☆が多いほど良い訳ではない、サクッと読みたい時はボリュームは低いのが正解※
2. 感想
『紅蓮館の殺人』はこういう話
主人公はただの男子高校生、特別な才能は無い。
でも、友達が「嘘を見抜く才能」を持ってる探偵。
そんなふたりが有名小説家の館へ向かうんだけど、まさかの山火事に巻き込まれる!
命からがら館にたどり着いたら、そこで昔憧れてた探偵と再会。
……と思ったら、事件発生。
その場にいる現役男子高生探偵と元探偵。
両者の推理が真っ二つに割れる!
読む手が止まらなくなる。
探偵が2人、これが熱すぎる!
現役探偵はとにかく一直線。
謎を解くためなら突っ走るタイプ。
一方で元探偵は落ち着いていて、視野も広いけど事件解決に執着しない。
この真逆の2人がバチバチにぶつかるシーンは圧巻。
「自分ならどっちを信じる?」って読んでるこっちまで試されてる感覚。
緊張感が半端じゃない。
登場人物、全員黒に見える説
出てくるキャラがとにかく全員怪しい。
全員何かしら違和感を感じる。
セリフのひとつひとつに裏がある気がして、深読みが止まらない。
まとめ|これは神ミステリー
重厚なのにテンポがいいから読みやすい。
全員怪しいから疑心暗鬼が止まらない。
火災とも戦わなければいけない。
探偵2人の意見が割れる。
面白い要素が詰め込まれすぎ。
3. こんな人におススメ
- 登場人物全員に疑心暗鬼したい人
- 探偵2人の推理バトルが見たい人
- シリーズものを読みたい人

※上記は紅蓮館をイメージして画像生成AIで作ったものです※
4.同シリーズレビューリンク
ぜひ、次作「蒼海館の殺人」もお読みください!