【ネタバレなし】『8番出口』感想|ループ地獄を小説で再現

基本情報

項目内容
タイトル8番出口
著者川村元気
出版社水鈴社
ジャンル無限ループからの脱出


レビュー者情報

レビュー日 2025/12/27


1. 評価表

評価項目評価(☆1〜5)コメント
ストーリー☆☆☆主人公周りの物語がある
登場人物極めて少ない登場人物
世界観/設定☆☆☆☆☆特殊設定だけどわかりやすい
読みやすさ☆☆☆☆基本は出口を目指すわかりやすい流れ
展開のテンポ☆☆☆☆少ないページに詰められた中身
インパクト☆☆初回が小説かどうかで変わるかも
ボリューム☆☆短めだけどちゃんと8番出口してる
総合評価☆☆☆小説でもちゃんと8番出口の世界観になっていた

※一部項目は☆が多いほど良い訳ではない、サクッと読みたい時はボリュームは低いのが正解※


2. 感想

元ネタは大ヒットゲーム、0番出口から始まるループ地獄

舞台はあの地下通路。
0番出口からスタート。
異変を見つけながら8番出口を目指す。
間違えたら即0番出口に逆戻り。

ルールはゲームと同じ。
この時点で世界観は完全に共有されている。


登場人物が増えたことで物語性が一気に強化

ゲーム版は、
主人公とおじさんのみ。
おじさんに至ってはギミック扱い。

小説版は違う。
人がいる。

子供、彼女のようなメインキャラ。
電車で怒鳴る人、怒鳴られる人。
ちょい役まで含めてしっかり配置されている。

これで物語が動く。


読んでいる感覚は実況プレイを見ている感覚に近い

主人公の行動が分かりやすい。
異変を探す。
進む。
戻される。

完全にゲーム実況を見ている感覚。
既プレイ勢なら、頭の中で映像が再生される。


キャラの深掘りがある。ここが小説版の価値

小説は文章の強みを使ってくる。
キャラの内面描写がある。
なぜ怖いのか。
なぜ焦るのか。

ゲームでは描かれなかった部分が補完されている。
これは別物として楽しめる。


3. こんな人におススメ

  • 8番出口の世界観をゲーム、映画だけで終わらせたくない
  • 練られた特殊設定が好き
  • 登場人物が少ない作品がいい

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